古い傷はかさぶたとなって
やがて剥がれていくもの
その下には新しい組織が形成され
次第に表面に現れて
立派に務めを果たすようになる
それが生命の自然なあり方だ
社会もまさに1つの生命であると、
もしそのように見るならば
社会の古くて傷ついた制度やシステムも
やがて壊れて消えていくことになる
新しい組織が形成されるにつれて
かさぶたは壊れて消え去るのみ
いくら見た目が悪いからといって
かさぶたを治療しようとする医者はいない
貴方は
かさぶたを治療しようというタイプの人ですか
それとも
かさぶたに同一化して消えていくタイプの人ですか
あるいはそれとも
消えていくかさぶたは放っておいて
次に来る新しい組織を
作っていくタイプの人ですか?