気づきとは眠りからの目覚め
目覚めた後に初めて気づくのは
自分がそれまでいかに深く埋もれて
眠っていたかということだ
自分はずいぶん目覚めていると思い込んでいた
そんな夢から目覚めた朝に
よくよく振り返って思うのは
この気づきと目覚めを得た朝のことですら
いつか一つの夢にすぎなかったのだと
知る時が来るのだろう
そもそも考えてみるならば
立場があるということはそれだけで
一つの世界にロックインしているっていうことだ
幾重にも幾重にも
これまで眠ってきた私
幾段階も幾段階も
これから目覚めていく私
目覚めの旅はどこまでも
果てしなく続く道だった