“めぐり銭” とは何か?

今年(2024年)の7月6日、氷解塾の姉妹編・進化版である「みなもと話会」(略称:みなもと)が静かに始まりました。

「あらゆる思い込みを外して自由に生き、革新する」をテーマとする氷解塾に対して、みなもと話会は、「いつも源につながって(本来の自分を)生きよう!」がテーマです。

すべてのこだわりを手放した後に残るもの、自然と湧き上がってくる思い、行動を表していく、という意味で、この2つはシームレスにつながっており、二つセットでいわゆる個人にとっての「U理論」を実践しているような感じです。

それと、氷解塾は開催日限定ですが、みなもと話会は毎週土曜(午前)に開催と、定例化しているところが違いです。毎回少人数ですが、慌ただしい日々を送る中で、本質につながる落ち着いた時間が持てるということで今のところ好評です。

このみなもと話会の参加費は、発足後1ヶ月無料でした。参加費のあり方について、色々考えていたのです。

そしてこの8月から、”めぐり銭“という呼び方で参加費を頂くことにしました。
“めぐり銭”の金額は自由です。(参考として目安幅を示すけれどそれ以外でも全然構わない)

金額自由というと、いわゆる”投げ銭”というやり方もあります。”投げ銭”とは、元は大道芸人などのパフォーマンスにお金を投げて払う任意の額の寄付を意味していましたが、今ではイベント参加の際の任意の額の寄付にも使われています。

めぐり銭“も表面的には”投げ銭”と同じ形を取るのですが、お金に対するとらえ方が違います。

参加費の支払いを資本主義における等価交換(義務的な対価)ととらえず、お金自体を「世の中めぐり潤しやがて自分に戻ってくるエネルギー」ととらえているのです。

すなわち、送金頂いた資金は、一義的にはヴェリタスビジョンの活動費に充てられますが、その後、ヴェリタスビジョンから第三者への支払いが行われると受取人の収入となり、さらにその後、その受取人が支払った先の受取人の収入となって、順々に世の中を循環して潤していきます。そして、最終的には支払者の元に再びめぐり戻ってくる豊かなエネルギーである、とお金のことをとらえて回していくイメージです。

経済におけるお金は、いわば生物の体内をめぐる血液のようなもの。循環してこそ健康が保たれ、滞れば生体に病をもたらします。

「金は天下の回りもの」という諺にもあるように、すでに先人には理解されていたことですが、それを単なる言葉で終わらせず、みなもと話会という小さな場において、少しでも実践してみたいと考えたのです。これが”めぐり銭”という言葉の由来です。

単に呼び方の違いにすぎないともいえますが、その前提にある世界観、社会意識を今ここから刷新していきたい、という願いがこの”めぐり銭“という呼び名に込められています。

めぐり銭“という呼び名を気に入られた方がもしいらっしゃったら、どなたでも自由に使ってやってください。

*みなもと話会は、表面に表れている社会や他人の課題を解決しようととすることとはまったく別に、まずは自分の”あり方”を整えることが大事かもしれない、という思いに至った人に絶好の振り返りの機会を提供します。氷解塾では取り上げなかったテーマにも果敢に踏み込んでいきます。共感される方はいつでも参加可能です。まずは情報提供用の専用グループ(↓)に参加ください。

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